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【特集】地域おこし協力隊×育児休業
実際に取得した協力隊に聞いてみました!

十日町市の地域おこし協力隊では、2026年7月現在、4名の育休取得実績があります。
この特集では、地域おこし協力隊の任期中に育児休業を取得した、元地域おこし協力隊の市川優さんにお話を伺いました。
移住先での子育てや、地域おこし協力隊として活動しながらの育児について、実際の経験をもとにお話しいただいています。
十日町市への移住、そして子育てを検討している方の参考になれば幸いです。
●プロフィール
市川優さん
・元十日町市地域おこし協力隊(2023年4月~2026年3月)
・2024年8月、第二子の誕生に合わせて、2か月間の育児休業を取得
・出身:神奈川県藤沢市
・前職:古着店、ユニクロ、工場、飲食店、居酒屋、鮮魚店など
・現在:新規就農し稲作を営む傍ら、育苗センターや草刈りなど地域の仕事にも携わる。
●インタビュー
――市川さんが協力隊として育休を取得されたのは、いつ頃ですか?
地域おこし協力隊になって2年目の夏に、2か月間取得しました。
長男が生まれたときは、前職の状況もあり育休を取得できなかったので、今回が初めての育休取得でした。
――十日町市では、地域おこし協力隊も育休を使えることをもともと知っていましたか?
着任する前から、育休を取得できるという話は聞いていました。そもそも地域おこし協力隊として移住したいと思った理由の一つが、「子どもとの時間を大切にしたい」という思いだったので、育休を取得できる環境はとてもありがたかったです。
●POINT 協力隊も育児休業を取得できます
十日町市の地域おこし協力隊(密着型)は、一般社団法人里山プロジェクトの社員として雇用されます。そのため、社会保険や雇用保険などは一般の会社員と同様に適用され、育児休業などの制度を利用することができます。
※育児休業などの利用には、育児・介護休業法などで定められた要件を満たす必要があります。

――地域おこし協力隊のお仕事は、一般的な会社員とは少し違い、代わりがいないような面もあると思います。育休に入るにあたって、そのあたりの調整はどのようにされましたか?
育休に入る少し前からは、なるべく自分から新しい仕事を抱え込まないように意識し、少しずつ活動をセーブしながら育休に入りました。でも、地域おこし協力隊の活動には、道普請(※)など地域の一住民として関わるものもあります。そのため、育休中は協力隊としての仕事は休んでいましたが、住民として自分が住む集落の道普請などに参加することはありました。
※道普請…地域の住民が行う共同作業。道路や水路の清掃などを行う。
――育休を取得すると伝えたときの周りの方々の反応はどうでしたか?
会社へ最初に相談した際には、制度について丁寧に教えていただき、とても助かりました。
地域の方々は、男性が育休を取得することが今ほど一般的ではなかった世代の方が多いですが、「今はそういう時代なんだね、いいんじゃない」と自然に受け止めてくれていました。

――取得期間はちょうどよかったと感じましたか?
取得前は3か月くらい取得しようとも考えていました。ただ、2か月ほど経つと妻もだんだん動けるようになり、「もう大丈夫」と言ってくれたので、結果的には自分たちにとって2か月がちょうど良い期間だったのかなと思います。
――育休中、お仕事から離れてみて感じたことはありますか?
協力隊の仕事はマルチタスクで、いろいろなことを同時に進めることが多いので、常に頭を使っています。でも育休中は育児だけに専念することができ、気持ちの面でもとても楽でした。
また、その期間は家事をほとんど担当していたので、「妻は毎日これだけのことをやってくれていたんだな」と……家事や育児の大変さを改めて感じた時間でもありました。
●POINT 育休を取得すると活動期間はどうなる?
地域おこし協力隊は、任期(活動期間)が最長3年(1年ごとの委嘱)です。育児休業などにより活動を中断した場合は、その期間を除いた1年以上3年以下が任期となります。

――育休を取得するときに、不安だったこととかありますか?
妻の妊娠が分かって3か月目くらいには会社へ相談していたので、育休取得の準備に関しては時間があり、仕事面での不安はありませんでした。プライベートでは、出産が近づく頃は出産準備などで慌ただしく、不安に思う時間もなかったと思います。それよりも、まずは健康に生まれてきてくれたらいいなという気持ちでした。
――奥さんが入院中は、どのように過ごされていましたか?
長男と二人きりだったので、とにかく外へ連れて行って遊ばせていました。田舎なので、その辺を走り回ったり、虫取りをしたりして過ごしていましたね。家事もしなければならなかったので、その間は一人でブロック遊びをしてもらうこともありましたし、近所の方に遊んでもらうこともありました。周りの方に助けてもらいながら過ごしていました。

――最後に、これから協力隊になろうとしている方に向けて、育休や子育てについてメッセージをお願いします。
以前は神奈川県で働いていて、朝早く家を出て夜10時頃に帰るような生活をしており、子どもと過ごす時間をなかなか持つことができませんでした。
十日町に来てからは、朝は家族と一緒に過ごし、夜も家族みんなで食卓を囲めるようになりました。もちろん、農作業や地域での活動など忙しいこともありますが、その中でも家族や子どもとの時間を大切にできるようになったことは、とても大きかったです。
生活する場所を変えることで、収入だけでは測れない「時間のゆとり」や「家族と過ごす時間」という価値を得られることもあると思います。
子育てを大切にしたい方や、家族との時間を増やしたいと考えている方には、とても良い環境だと思います。
このインタビューを読んで、「家族で移住するという選択肢もあるんだ」「子育てをしながら協力隊として活動できるんだ」と感じてもらえたら、とてもうれしいです。
●POINT 男性も育児休業を
十日町市では、これまでにも男女ともに地域おこし協力隊が育児休業を取得しています。移住先での子育てに不安を感じる方も多いと思いますが、夫婦で支えあいながら安心して子育てと協力隊活動を両立できるよう、環境づくりを進めています。
市川さんは、2026年3月に地域おこし協力隊を退任後、新規就農をして田んぼを営みながら、育苗センターや草刈りのお仕事など、地域で活動されています。
お子さんとの時間を大切にしたいという思いから十日町に移住した市川さん。
家族との時間を大切にしながら暮らせる環境も、十日町で暮らす魅力の一つです。
地域おこし協力隊への応募や、育児休業制度、子育てと協力隊活動の両立などについて、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
メールアドレス : satoyama.project6@gmail.com
いただいたメールには、通常 3日以内にご連絡 いたします。 (年末年始を除く)
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