松之山布川地区 野津美梨加
- 里山 平本
- 7月24日
- 読了時間: 5分
第12弾は松之山地域の布川地区で活躍中の野津さんです!
※現役隊員のストーリーを、インタビューをもとに紹介するページです。投稿は、隊員の個性が出るようにしており、統一されておりませんがご了承ください!

野津 美梨加
出 身:東京都台東区
年 齢:20代
経 歴:大学卒業後、ごはん専門店『おひつ膳 田んぼ』へ入社
担当集落:松之山地域 布川地区(9集落)
着任時期:2023年10月
Q.布川地区に来た理由を教えてください
地域おこし協力隊になったのは、『いつか自分のお店(ご飯屋さん)を持ちたい』『農家さんと繋がりを持ちたい』という自分の思いがあったからです。
地域おこし協力隊になる前は、前職『おひつ膳 田んぼ』の研修で田植えや稲刈りをするため、年に2~3回くらい布川地区に訪れていました。そこで『いつか自分のお店(ご飯屋さん)を持ちたい』『農家さんと繋がりを持ちたい』という自分の思いを知っていた前職の社長が、紹介してくれて布川地区の協力隊になりました。
ちなみに6月頃に協力隊を紹介してもらい、8月におためし協力隊を実施、10月に着任というスピードで地域おこし協力隊になりました!
Q.お店(ご飯屋さん)を持ちたいと思ったきっかけは?
実は大学生時代にお付き合いしていた方に「おにぎり屋さんやろう!」と言われたのがきっかけです(笑)そこで「おいしいおにぎり握れる女って良いじゃん!!」と思い、稲作研修がある「おひつ膳 田んぼ」に入りました!その方とはお別れしましたが今の私の目標は「おいしいごはんを作れる女」です!
Q.夢は今でも変わりませんか?
もちろん変わりません!
今考えているのは、昼はお弁当販売で夜はお酒も飲めるご飯屋さん兼お米屋さんです。お米の販売は精米にもこだわってオンラインメインで店舗販売もできたらいいなと考えています!まだどこまでできるかは分からないですけど、自分がいいと思ったものを共有できるようなお店にしていきたいです。
Q.協力隊活動ではどんなことをしていますか?
基本的には、"ご高齢の方に向けた食事提供"を含めた会の運営支援が多いです。布川地区は下布川と上布川の2つを合わせて“布川地区”なのですが、着任当時下布川には高齢者が集まる会が無かったので、月に1回みんなで体操をして、地域のお母さん方と作ったお昼ご飯を食べる会をつくりました。上布川はもともと集落ごとの集まる会があったので、ほかの形で何かできることはないかということで自宅まで配達するお弁当作りを始めました。3人のお母さん方と一緒に毎回大体4~50個のお弁当を作って自宅まで配達しています。藤倉集落はそのお弁当の日は、集会所に集まってみんなで食べてくれています。顔を合わせたときに「いつも楽しみにしているよ。」などのお声をいただくととっても嬉しい気持ちになって、次の献立を考えるのが楽しくなります!


写真のお弁当(みりちゃんのおにぎり弁当)、とっても美味しそうですよね✨普段はご高齢の方に向けて販売しているそうですが、5~6月には対象年齢なしで販売されました。筆者も購入して頂きましたが、とっても美味しい!!
おにぎりもボリューム満点、おかずも一つ一つ丁寧でおにぎりにぴったりの味付けでした🍙♪
Q.(協力隊活動内容、まだまだ続きます)
他には、地区の「のど自慢大会&収穫祭」や「盆踊り」、集落行事(季節の祭り、道普請、どんど焼きなど)への参加もしています。行事があるたびに地域の方々の「自分が住んでいる土地や文化を大切にしたい」という気持ちがみえて、次の世代へ受け継がれていってるように感じます。それがここでは当たり前に行われていることが、東京から来た私にはとても輝いて見えました。
また、『東京松之山会』や『実践女子大学』、『おひつ膳 田んぼ』、『東京都日野市の有志団体』など布川地区は外部交流が多いです。
協力隊活動としては、それぞれの団体が田植えや稲刈りに来た際に一緒に参加して交流会をしたり、布川地区から(実践女子大学のある)日野市に出張して布川で作られたお米や野菜・山菜、お餅などを販売するお手伝いもしています。
前職でお世話になった『おひつ膳 田んぼ』は毎年布川地区で田んぼアートを作っていますが、協力隊になってからも研修で顔を合わせていた地区の方々と一緒に田んぼ作業の手伝いをしています。田んぼアートは、観光客の人もたくさん来てくれているみたいです。バイクに乗って毎年見にきてくれる人ファンもいる布川地区の観光名所です。


Q.布川の好きなところを教えてください!
協力隊として人として、やる気次第でなんでも挑戦させてくれるところです!できないことがあっても助けてくれます。また外部との交流が多いので、いろんな角度から情報交換ができるところも最高です!新しくやりたいことがあれば繋げてくれて大きくできるし、活動もしやすいです。
Q.お休みの日は何をしてますか?
お散歩、温泉、ちょっと遠出して美味しいもの食べるとかですかね。アウトドアの趣味がある方は山や川だらけなので最高だと思います。いつでも日本三大薬湯に入れるのも最高ですね。
ちなみに温泉のおすすめは「松之山温泉センター 鷹の湯」。お湯が熱い!濃い!あつ湯好きの方は是非!
Q.最後に、移住や協力隊を検討している方にメッセージをお願いします
迷ってるくらいならやってみたらいいと思います。
雪は多いけど、ここに暮らしている人がいるから。生きていけます(笑)
ちなみに布川地区のある松之山は除雪がずば抜けてうまいです!本当に!!ペーパードライバーの私のお墨付きです!(笑)

地域おこしをしながら、着実に自分の夢に向かって進む野津さん。「地域おこし協力隊が担当地区で何を求められているか」、答えは一つではありませんが、野津さんは自分の得意なことを活かして地域を盛り上げています。
協力隊としての移住だからこそ築ける、たくさんの“人脈”や“信頼”。それらを3年間分積み上げた状態で起業のスタートラインに立つことができる「地域おこし協力隊」。
起業を考えている移住希望の方はぜひご検討ください。
協力隊は随時募集しています✨
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